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応用例

コロラド州ゴールデン付近の不規則な地形における伝搬予測

この例は、Wireless InSiteが不規則な地形上でも完全に3次元の伝搬予測を提供できることを示しています。

図1は、コロラド州ゴールデン付近の地形の3D正投影図である。地形はUSGSのデジタル地形データから読み取った。垂直方向の表示は、水平方向のスケールに対して2倍でスケーリングされている。地形は約3.3 x 4.1kmのエリアをカバーしている。

 

図1

図1

 

USGSのデータを読み込んだ後、Wireless InSiteを使って地形上に複数の送受信アンテナを設置した。アンテナは垂直偏波の等方性アンテナで、現地の地形から15メートルの高さに設置されている。図2には、送信アンテナの位置が緑色のボックスで、受信アンテナの位置が赤色のボックスで示されています。Wireless InSiteのフル3D光線モデル(回折1回、反射6回まで)を使用し、振幅の小さい光線も計算に含めることができるようにして、1GHzにおけるすべての送受信機の組み合わせについて計算を行いました。、ののののーー、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

図2

図2

 

計算終了後、ユーザーは任意の送受信ペア間の光線を表示することができます。図3は、送信アンテナ4番と受信アンテナ3番の間で見つかった30本の光線を示しています。

これらの光線を拡大した別の図を図4に示す。

 

図3

図3

 

図4

図4

 

Wireless InSiteは、経路損失、電界の大きさ、経路遅延を含む様々な出力を提供します。マルチパスが広範囲に及ぶ長い経路の場合、様々な光線の時間遅延が注目されます。Wireless InSiteは各送受信ペアのインパルス応答を提供し、各光線の相対パワーと時間遅延を示します。図3と図4に示した光線路のインパルス応答は、1GHzの場合、図5に示されています。

 

図5

図5

 

Wireless InSiteは光線パスを保存するため、光線パスを変更しないパラメータを変更した場合の影響を素早く計算することができます。例えば、同じ地形と送受信アンテナの位置を1GHzから100MHzに変更した場合の新しい計算には、わずか数秒しかかかりません。同じアンテナの組を100 MHzで使用した場合のインパルス応答を図6に示します。予想通り、遅延の長いマルチパス光線は、1GHzの場合よりも100MHzの場合の方が相対的に振幅が大きくなっています。

 

図6

図6