本発表では、両耳の機器間の通信を可能にするために設計された、1つのアンテナ案のシミュレーションについて説明する。この設計は、均質なSAMファントムと解剖学的に正しい異種頭部モデルの存在下でシミュレーションされた。使用する頭部モデルによってアンテナの性能特性が異なるため、パラメータスイープを行い、各モデルに最適な構成を決定した。シミュレーション結果は、頭部モデル間の違いを示しており、異種頭部モデルの方がより受け入れやすい結果が得られ、実際の被験者が使用する際の装置の安全性が向上することを示唆している。