電磁界シミュレーションリソース|Remcom

CSRRS付き基板一体型導波管フィルター|Remcom

written by管理人| 2017年01月26日 16時29分00秒

プロジェクトファイルのリクエスト

この例では、XFdtdを使用して広帯域バンドパスフィルタをシミュレートします。フィルター形状は、エッチングされた相補分割リング共振器(CSRRS)を備えた基板集積導波管(SIW)を採用しています。シミュレーションしたSパラメータを測定結果と比較した。フィルターの設計と測定データは[1]から引用しています。

フィルターのSIW部分は、2枚の銅板で挟まれたRT/デュロイド5880基板で構成されている。トップ・プレートの上端と下端に沿って金属ビア列が配置され、導波管構造を形成している。トッププレートからエッチングされた3つのCSSR構造は、9.5GHzから11GHzのストップバンドを形成するサイズである。マイクロストリップは、平面テーパーで移行するSIWに接続されている。ー図1にー1ー1。

図1:SIWフィルターのCAD形状

シミュレーションはレムコムのXStreamテクノロジーを活用し、NVidia Quadro 600を1台使用して32分で完了した。平面過渡場と3つの単一周波数場が収集され、フィルターの性能が示されました。シミュレーションされたSパラメータは、図2に示す測定結果とよく一致しています。図3~5は、それぞれ4 GHz、8 GHz、10 GHzにおける導波管内の単一周波数電界の大きさを示しています。

図2:シミュレーションされたSパラメータと測定されたSパラメータ。

図3:4GHzにおけるフィルター内部の電界の大きさ。

図4:8GHzにおけるフィルター内部の電界の大きさ。

図5:10GHzにおけるフィルター内部の電界の大きさ。

参考文献

  1. X.-C.Zhang, Z.-Y.Yu and J. Xu, "Novel Band-Pass Substrate Integrated Waveguide (SIW) Filter Based on Complementary Split Ring Resonators (CSRRS)," Progress In Electromagnetics Research, PIER 72, 2007, pp.39-46.